【新入会員紹介】黒尾真也
令和 4 年 6 月に入会させて頂きました黒尾真也と申します。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
私は、栃木県生まれ、栃木県育ちで、今年で44歳(昭和54年生まれ)になります。
矢板市で生まれ、その後幼少期に小山市に引越し、栃木県内を中心に学生生活を過ごし、その後、宇都宮市消防局へ入局し、宇都宮市に住居を構え、約20年間消防士としての人生を送って参りました。十代の頃は大した夢もなく、漫画やゲームに明け暮れ、ほぼ引き籠り状態であったこともありますし、大学生活では雪山に魅了され大学を休学し山籠もりするなど、非常に自分勝手で親不孝な人生を送ってきてしまったと、今でも自責の念を感じております。
それもあってか、改過自新とでもいうべきでしょうか、就職活動時には「世のため人のため何かやりたい」と強く思うことがあり、結果、消防士になることを決断致しました。
消防職員であった頃は、消火活動や救急活動等の現場活動を行う傍ら、不動産に特に関わりの深い予防業務を特に長い期間担当しておりました。予防業務の火災原因調査では、建物の損害額を査定する際、建物の構成部分毎に積算し再調達原価を求め、減価修正したのち、損害割合により損害額を算定する、といった鑑定評価における原価法と類似するような業務を行っておりました。
また、予防査察や違反処理を行う業務では、違法者である方々と徹底的に戦う必要があったため、建築基準法や消防法等の関係法令を日頃から勉強し、併せて不動産の物件調査も行う必要がありましたが、どうしても不動産の専門家ではないため、不動産を取り巻く関係法令の多様性には非常に苦慮することが多かったと記憶しております。このような中、不動産資格の最高峰である不動産鑑定士の存在を知り、「不動産にもっと詳しくなるにはこれか!」と、険しい道のりだとも知らずに浅はかにも、気づきますとこの道に第一歩を踏み出していました・・・。
消防士の仕事と並行し、時には夫婦大喧嘩もしながら何とか令和2年に鑑定士試験に合格し、その後、令和3年から1年間の実務修習として、東京都の大島不動産鑑定で一からビシバシとご指導を受け、無事に修了考査に合格、令和4年に株式会社総研に就職、そして、念願の不動産鑑定士として令和4年6月に無事登録完了し、本会へ入会させて頂くことが出来ました。
今年で44歳となり、明らかに不動産鑑定士としてのキャリアは浅く、まだまだ未熟者ではございますが、消防士であった頃の経験…というか体力にはなりますが、これらを活かして、これからは不動産鑑定士として、世のため人のため、地元故郷栃木のため、をモットーに全力を尽くしていきたいと考えております。
今後、お世話になります皆様からのご指導ご鞭撻、 何卒、宜しくお願い申し上げます。