【新入会員紹介】小坂一史
はじめまして、令和5年1月12日付で公益社団法人栃木県不動産鑑定士協会に入会致しました小坂 一史(こさか かずひと)と申します。令和4年10月21日に前職を退職し、私の父の誕生日である4日後の10月25日に宇都宮市内にて小坂不動産鑑定士事務所を開業致しました。
まず私が不動産鑑定士を目指したキッカケを申しますと、今から約20年前に遡ります。スーパーマーケットのマーケティングリサーチを行っている東京の会社に勤務していた頃です。当時、店舗で来店者から回収したアンケートや国勢調査に基づいて報告書を作成する仕事に携わっておりました。
データを整理した結果、店舗の立地によって地域の特性に加え来店者の属性(年齢、家族構成、嗜好等)も大きく異なることが分かりました。そこで店舗に限定されず、立地によってどういった建物を建てるのが相応しいのか、という所まで極めたいと考えるようになりました。
そのような中、知り合いからの情報により不動産鑑定士という資格の存在を知りました。市場分析や最有効使用の考え方等、マーケティングリサーチの手法や考え方を不動産鑑定の業務でも活かせると考え、当資格を取得すべく勉強することを決意致しました。
話は現在に戻りますが、直近の前職は宮城県仙台市にある不動産鑑定会社の仙台支店に勤務しておりました。専任鑑定士として東北6県を主に担当しておりました。東京本社が繁忙期の時は栃木県内の鑑定評価も行っておりました。
また、仙台支店に転勤する前は東京本社に所属しておりました。私は大阪で育ちましたが、父は栃木県さくら市(旧塩谷郡喜連川町)出身で、現在も父方の親類が栃木県内に在住しております。東京本社に所属していた頃から栃木県内の鑑定評価を行う機会が多く、当時から実父の故郷として深い縁のある栃木県でぜひ働きたいと考えておりました。
私の目標は、不動産鑑定士として「生涯現役」で働くことです。当初は定年退職後に独立開業しようと考えておりました。一方で、年齢的にも40代半ばであることから、早いうちに自分が出来ることの可能性を拡げたいという強い思いもありました。
さらに一人っ子ゆえ、高齢の両親を大阪の実家にこのまま残していくことに一抹の不安を感じておりました。そこで家族会議を重ね、独立という一大決心をした次第です。
(お陰様で現在は両親を宇都宮に呼び寄せ、仕事に専念できる体制を整えることができました。)
自身のルーツにゆかりのある栃木県で、これまで培ってきた経験をベースに、公的な業務や新しい分野への開拓を図りたい所存です。
栃木県内で腰を据えて働くのは初めてでございますが、公益社団法人栃木県不動産鑑定士協会への入会の道筋を示して下さった事務局の方、固定の業務で多忙な中、入会の承認を決断して下さった理事会の方々に改めて御礼申し上げます。
万里一空の精神で頑張りたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒、宜しくお願い申し上げます。