ホームページのリニューアル

 いつも(公社)栃木県不動産鑑定士協会ホームページをご利用いただきありがとうございます。この度、ホームページのリニューアルを行いました。より快適に使いやすくご利用いただけることを目指して今後も努力を続けてまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。 

 さて、今回のリニューアルを機に、当協会会員によるリレー形式のコラムを開設することとなりました。併せてご愛読いただければ幸いです。今回はホームページリニューアル作業グループの責任者 高橋がご挨拶を兼ねて担当いたします。 

 世界各地で猛威をふるっている新型コロナウィルス感染症ですが、その破壊力は医療現場の混乱をはじめ、国の文化や習慣までも一変させてしまうなど、とどまるところを知らない勢いです。我々の仕事の現場にも「テレワーク」の急速な普及とともに、「WEB会議」が当たり前の時代がやってきました。その影響はアフターファイブにまで波及し、仕事後の一杯も「WEB飲み」なるものが一般化しています。コロナ禍が終息するまでの一時のもので終わるのか、または文化として定着するのか全く分かりませんが、この一連の騒動は世の中の各方面に大きな変化をもたらしていることに間違いはなさそうです。 

 地価のあり方にも大きく影響を与えています。国土交通省が8月21日に発表した2020年第2四半期(4月1日~7月1日)主要都市の高度利用地地価動向報告(地価LOOKレポート)によると、全国主要都市に所在する100地区のうち、地価の下落地区が前回調査時の4地区から38地区に急増、その一方で上昇地区は前回調査時の73地区から1地区に激減しました。多くの地区でコロナ禍による影響が顕在化しているようです。住宅地では、コロナ禍の終息が見えない先行き不透明感を背景とする需要者の買い控えが起こっています。商業地では、飲食店舗やホテル等を中心に売上回復の見通しが立たないことが大きく影響しています。更に今後はテレワークの普及に伴うオフィス縮小の動き等で、オフィス需要の減退が進む可能性もありそうです。 

 終息の兆しが全く見えない中で暗中模索の状態が続いていますが、歴史上の大きな転換点にいる自覚をもってこの荒波を無事に乗り切っていければと思っております。皆で力を合わせて頑張っていきましょう! 

高橋 順一